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geass企画部屋。 期間限定で遊びます。
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こんにちは、澤村ゆつきです!
早速通販のお申し込みも頂いて、ありがとうございます!!
イベントで手に取って下さる方も勿論なんですが、通販もすごいなってしみじみ思いながら作業しています。
わざわざ時間を割いて、うちの本を買うために手間をかけて頂ける幸せ。
買って、手に取って頂けるのはそりゃ当然嬉しいのですけれども、その間にお客さまがかけて下さる労力を大事に噛み締めています。感謝です!


3号館 L-30b 道草オペラ
3/22のインテはリボーンでスペース取っているんですが、スザルルのぷちオンリーにも参加しています(^^)v
当日企画の空白の一ヶ月間ペーパーもご用意しています!絶対暇してると思いますので、よろしければぜひ遊びに来てください♪
販売物はハルコミと同じ、合同本「I am here」、個人誌「ふゆのこいびと」、「ラーレ」の3点です。
ただ、リボーンのスペースだし、お客様もそんなにいらっしゃらないのでは…ということで、大量には持っていかない予定です。うちに限って完売とかそんなことにはならないとは思いますが、万が一取り置きをご希望されるお客様がいらっしゃいましたら拍手でぽちりとハンドル(ペン)ネームとご希望の本のタイトルをお知らせ下さい☆

当日は雨が降るとのことでしたので、皆様濡れないよう&冷えないよう暖かくしてお越しください!
お会いできますのを心から楽しみにしています!(*^^*)/

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 こんばんは、澤村ゆつきです。
 イベントに参加された皆様、お疲れ様でした!!!
 当サークルにお立ち寄り下さった皆様、本をお手に取って下さった皆様、本当にありがとうございました!!!すごくすごく嬉しかったし楽しかったです。
 1冊でも手にとって頂けたら、少しでも面白かったと思って頂けたら、涙が出るほど嬉しいです。
 通販のページもアップしました。ご協力頂いたアンケートでは、ダントツで通販希望の方が多かったので、ぜひ利用して頂ければと思います。ポストカードを用意しすぎて大量に余っているので(笑)、通販を利用して頂いた方にもなくなるまでポストカードをお付けします!

 イベントのことなど、つらつら書いてみました。続きに押し込めておきます。

ハルコミのサークルカット
ぷちのサークルカット
ポスターです。当日の目印にしてください^^

こんなに直前にバタバタしていないイベント前は初めてかもしれません、ゆつきです。うわー、もう明日なんですね!!ひぃ!今回はいつものような完璧な買い物リストを作ってないのでまだよく把握してないのですが、澪さんが言うには周囲にすごいサークルさんがたくさんいらっしゃるそうで…だ、大丈夫かうち…。島中でありながら、離島にならないか心配しています…!マジで!うう、ポストカード無料配布してますので、それだけでも貰いに来て頂けると嬉しいです(;о;)

以下、新刊について印刷所さんとあったあれこれ話(笑)をつめておきます。お暇つぶしにでもどうぞ(笑)

こんにちは、ゆつきです。
本の入稿も無事済み、価格なども決定しましたのでお知らせに参りました!

ハルコミ 東3 ル-41a Blue Bird

以下、当日の販売物です。

◇合同誌◇
【I am here】 A5/P52/R18/¥600
  
「指輪」と「鍵」をテーマに、L.L.設定でそれぞれ小説と漫画を書いています。
澪:『火の鳥』/澤村:『君のそばで会おう』
スザクとルルーシュを幸せに!

◇澤村ゆつき個人誌◇
【ふゆのこいびと】 A5/P28/R18/¥300

「好きな人に好きなこともさせてあげられないなんて男が廃るよ!」
「いや、俺も男なんだが…」

現在連載中の同タイトルの、未来設定。晴れて恋人になった2人で甘々を目指しました。
お風呂が壊れて2人で銭湯に行く話です。本文サンプル(序盤)を続きの中に入れてあります。また、春夏秋(ユフィ、ジノ、ナナリー、ロロ)とスザルルの短編も収録。みんなルルーシュ大好きです。

◇澤村ゆつき個人誌・ゲストに澪◇
【ラーレ】 A5/P24/R18/¥200
ラーレ表紙  
「チューリップの花言葉を知ってる?全部僕の君への気持ちだ」
去年出した本ですが、数冊(確か5冊前後)手元に残っていたので持っていきます。
騎士皇帝設定でらぶあまを目指した本。私はチューリップをテーマに漫画を、ゲストに澪さんをお呼びしました。

以上です!
見事にRものばっかりですね(笑)狙ったわけじゃないんですが。
プチオンリーのポストカードも用意して、後は刷るだけです。いよいよ迫ってきて、すでにドキドキしています。
当日は2人ともスペースでのんびり暇にしていると思いますので、ぜひ何かのついでにでも遊びに来ていただけると嬉しいです^^

現代パロ7 Author:澪
長く間が空いてしまって本当にごめんなさい;
ゆつきさん、原稿がんばって!><






 ただいまって言っておかえりって言われる。
 ただそれだけのことがどうしようもなく幸せで、突然与えられたそれは簡単にからっぽだったコップをあふれさせて、もう、それしか見えなくなってしまって。
 だから忘れていたんだ。優しくて幸せなものは、とても繊細なバランスの上に成り立っているものだって。




 
Le Petit Prince 7






 玄関を開けて、真っ暗な室内に落胆をおぼえたことにスザクは苦笑した。ルルーシュだっていつもいつも帰りを待っててくれるわけじゃない。当たり前のことなのに、今まで当たり前のようにずっとスザクを迎えてくれていたから、あまりにもそれが身に馴染んでしまって、忘れていた。真っ暗な部屋に帰ってくる、この心の重い感じを。
 パチリパチリと電気をひとつずつつけながらリビングに入って、机の上のメモを見つける。
 『今夜は遅くなるかも知れないから、夕飯は冷蔵庫のものを温めて、先に休んでてくれ』
 急いで書いたのだろうか、いつも端正に整っているルルーシュの文字が少しだけ慌てていた。
「どこ行ったんだろ……」
 ぽつりと独り言を漏らして、スザクはちょっとぼんやりとそのメモを見詰めた。
 最近のルルーシュは、なにかと裏でこそこそとしている気がする。部屋では夜遅くまで何かをしているようだけれど、声をかけると勉強だと言い張る。授業では器用に居眠りをしているし、サボることも多い。学内ですぐにどこかに消えてしまうルルーシュを見つけると、大抵電話で誰かと話しているがスザクを認識するとすぐに通話を終える。事務的な礼儀正しい声のときもあれば、苛立ちを抑えているような声のときもある。
 姿を隠したままで、通話を盗み聴きしてしまいたい衝動に駆られることもあるけれど、そこは最低限のプライドと礼儀を守っている。
 ルルーシュが自分から話してくれるのを待っている。
 けれど今日この不在。行き先も告げずに。
「絶対におかしい」
 すべてを包み隠さず話してほしいわけじゃない。話せないことも話したくないこともあるだろう。自分にだって、ルルーシュには聞かせたくないことが山ほどある。
 でも、じゃあ、なんだろうこの心の重苦しさは。
 スザクは少し右上がりのクセのある、ルルーシュの書き残しを撫でて溜息をついた。




 日付もすっかり変わってしまった夜半、玄関を開けてルルーシュはギクリと身を固くした。目の前にスザクが立っていた。
「おかえり、ルルーシュ。ほんとに遅かったね」
「……っ、た、ただいま……」
 反射でそう言ったはいいけれども、道を譲るでもないスザクにルルーシュは困惑する。スザクの声はひどく穏やかだったけれども、無表情だ。スザクのこんな貌は見たことがない。子どもの頃はころころとよく笑って怒っていたし、再会してからはふにゃふにゃとやたらと人当たりのいい笑顔を浮かべてばかりだったスザクが。
 無表情。
 その得体の知れない怖ろしさをひやりと感じつつもルルーシュが微笑むと、スザクの眉がぴくりと揺れた。
「先に寝てろって言ったのに。待ってたのか? 心配性だな」
 退く気配のないスザクの脇をすり抜けようとしたら、痛みを覚えるほどの強さで腕を掴まれてまたぎょっとする。
「香水のにおいがする。女性物だよね」
 ルルーシュは舌打ちしたくなるのを堪えて、ふうん、と小首を傾げた。
「女物だとわかるのか。随分と鼻が肥えているじゃないか」
「それにその格好。どこ行ってたの? お酒のにおいもするけど」
 綺麗に嫌味をかわしたスザクに、無視かとルルーシュが眉を顰めると腕に更に力がこもった。
「つ……っ、ただの食事会だ……! フレンチだったから、正装なんだよ。それより、離せ、痛い」
「ああ、ごめん。でも、誰との食事会か言ってくれるまで離さない」
「はあ?」
 ルルーシュはぽかんと口を開けてちょっとスザクを見詰めてしまった。
「答える必要性を認めない」
 ルルーシュが凛と静かにそう告げたことで、スザクの中でぱちりと何かがはまった。
 そうだ、これは、独占欲だ。
 とても、重くて、苦しい。
 腕を掴む力が緩んでしまって、機を得たりとするりとルルーシュは逃げていってしまう。それにスザクは胸が引き絞られるような焦燥感を覚えて、気がつけば背中からルルーシュを抱き締めていた。
「スザク!?」
 首筋に鼻をうずめて、甘い香りを吸い込む。こんなにおいなんて。
「ほんとは何処で誰と何をしてたの」
 胸の中に苦い自己嫌悪がじわじわとひろがっていくのを自覚しながら、それでも言わずにいられなかった。
「スザク……! どうしたんだ、この間からおかしいぞ。迷惑じゃないとは言ったが、俺にだってプライベートがある!」
 腕の中でもがくルルーシュをさらに強く抱き締める。
「君は僕に何も言ってくれない!」
「おまえは何も訊かなかっただろう!」
「今訊いてる!」
「何処で誰と何をしてたか!? アルバイトだ! 守秘義務があるからこれ以上は言えない。家を捨ててきたからには稼ぐ必要があるだろう! これで満足か!?」
「こんな香水のにおいをさせて、どんなアルバイト!? なにか危ないことしてない!?」
「危ないことってなんだ。俺はおまえと違ってとっかえひっかえ女を泣かせたり、そういう危ない橋は渡っていないが」
 叩きつけられた言葉に、拘束がゆるんだ。今度こそルルーシュはさっとスザクから距離を取って、高慢に眼を眇めて冷笑した。
「随分お盛んだったようだな。俺に遠慮しなくていいんだぞ? 好きに遊んで来ればいい」
「違う! 今は、」
 言葉はバタリとドアを閉める音に遮られた。閉ざされたルルーシュの部屋の前でスザクは立ち尽くす。知られてる。軽蔑された。確かにそんな時期もあったけれど、泣かせたりはしなかった。どんなに悔やんでも過去の自分は消せない。噂にどんな尾ひれがついているのか、考えたくもなかった。
 最低のこじれ方だ。もっと穏やかに問えば、ルルーシュももっと何かを話してくれたかもしれないのに。できなかった。ルルーシュのことになると、どうしてもうまくバランスがとれなくなってしまう。
 スザクはそっと、ルルーシュの部屋のドアに手を触れる。
「今は……」
 囁きは誰にも届かずに部屋に霧散する。

 好きなんだ。
 君だけが。
 こんなにも。





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